Enterprise Protection and Privacy バージョン 8.0

概要

エキスパート向けMTA 管理機能を追加、SAML 連携、S/MIME 暗号化サポートなど、セキュリティを強化

Proofpoint は、Proofpoint Enterprise Protection 及び Proofpoint Enterprise Privacy に複数の機能拡張とお客様からのご 要望に基づ く修正を行い、Proofpoint Enterprise release 8.0 としてリリース致しました。以下に主な機能をご 紹介します。

新機能

  • SAML と連携した認証
    SAML 2.0 を使ったシングルサインオンがサポートされ、管理用コンソール及びWeb ベース エンドユーザGUI やSecure Share のようなエンドユーザーサービスでもご利用頂けます。これにより、ユーザーは企業システムのログイン情報を使って Proofpoint のサービスに接続できます。 Microsoft AD FS (2.0,2.1)、SiteMinder、PingOne 及び Okta などの共通アイデンティティをサポートしています。

  • S/MIME を使った安全なメッセージング
    Proofpoint Encryption をご利用のお客様は、S/MIME を使ったメッセージング機能をご利用頂けます。本リリースでは、ゲートウェイ-ゲートウェイまたはゲートウェイ-ユーザー間の暗号化がサポートされています。Smart Search の結果で、S/MIME で暗号化または復号化されたメッセージには S/MIME アイコンが表示されます。

  • 新規ユーザーのためのウェルカムメッセージ
    管理者は、新規ユーザーがユーザーリポジトリに追加された時に、自動的にウェルカムメッセージを送ることができるようになりました。これはマニュアルでも LDAP でインポートされたプロファイルでも可能です。このウェルカムメッセージにはユーザーに対してアカウントが作成されたことのお知らせ、アカウント管理へのリンク、エンドユーザーGUIの暫定パスワードなどが含まれています。

  • ユーザーグループベースのメールルーティング機能
    グループベースルーティング機能により、管理者はフィルタされたメールを下位組織、ドメイングループ及びグループ、または個々のユーザー毎にメールをルーティングできます。
    クラウド型のメールサービスに移行する際に、一部のユーザーやシステム宛てのメールを、引き続き社内メールサーバーに送ることが可能です。

  • スケーラブルなブランディングテンプレート
    管理者は数百ものブランディングテンプレートを作成できるようになり、ダイジェスト、エンドユーザGUI、セキュアリーダーなどで表示されるWebページの色、暗号化リソース(テキスト)、及びロゴなどをカスタマイズできます。

  • リレーサーバーを許可するポリシールート
    allow_relayポリシールートは、Proofpoint レピュテーションサービス Proofpoint Dynamic Reputation(PDR)の処理を除外するための機能で、 自社から大量のメッセージを発信する際、PDRによって送信メールがブロックされることを防ぎます。
     
  • Sendmail エキスパートコンフィギュレーション
    管理者GUIからSendmailのオプションを有効化/無効化できるようになりました。これは、経験豊富な Sendmail 管理者向けの機能です。Sendmailのコンフィギュレーションファイルを直接修正する必要はありません。
     
  • クラスタライブステータス表示
    管理コンソール上に新しいステータスバーが追加され、クラスタ全体のステータスを表示します。
    同期されていないエージェントが一目で分かります。
     
  • マスター非依存Proofpoint Encryption 復号化
    マスターに依存しない復号化のサポートにより、セキュアリーダー サービスの可用性が高まります。
    本リリース以降、Config Masterが設定されていない場合、セキュアリーダーサービスが動作しているエージェント上で認証が行われます。

 

 

 

 

機能拡張

  • Secure Reader インターフェースのアップデート Secure Reader の Web インターフェースが刷新され、より使いやすい「ルック & フィール」になりました。

  • Smart Searchの新しい検索パラメータ
    下位組織 - ルート管理者はリストから下位組織を選び、組織内の特定の下位組織からのメールのみを検索することができます。下位組織の管理者は元々その下位組織内のメールへのアクセス権しか持っていないため、このオプションを使うことはできません。
    差出人ホスト名/IPアドレス - Nホップ設定を使って送信者のホスト名/IPを簡単に検索できます。
     
  • Microsoft Outlook用プレミアム プラグイン 復号化アシスト
    Proofpoint のプレミアムプラグインにより、Microsoft Outlook で 暗号化アシスト をご利用頂けます。
     
  • ソフトウェア互換性のアップデート
    Proofpointは仮想アプライアンスとしてVMware ESXi 5.5 および 5.5 Update 2 を正式にサポートしました。