プルーフポイント、業界初のエージェント型AIでコミュニケーションリスクをリアルタイム検知
画期的なイノベーションにより、企業のコミュニケーションを実行可能なインテリジェンスに変換し、不正行為、規制リスク、内部脅威をリアルタイムで低減
2025年9月15日(カリフォルニア州サニーベール) -- サイバーセキュリティとコンプライアンス分野のリーディングカンパニーであるプルーフポイントは、ヒューマン コミュニケーション インテリジェンス(HCI)のための業界初のエージェント駆動型AIソリューションを発表しました。この画期的なソリューションは、組織が行動リスクやコンプライアンス リスクをリアルタイムで検知、理解、低減できる新たな手法を提供します。特に、厳格な規制が求められる業種や訴訟リスクの高い業界において、従来の事後対応型のデジタル コミュニケーション ガバナンス(DCG)を、AIによるリアルタイムのリスク推論、検知、予防へと進化させます。これにより、従業員のコミュニケーションがコンプライアンス違反やセキュリティインシデント、法的問題に発展する前に、組織が先手を打って対処できるようになります。
世界のCISO1,600人を対象とした最新調査によると、3分の1以上がSlack、Teams、Zoomなどのコラボレーションツールを組織リスクの最大の発生源として懸念しています。これは、生成AIチャットボットや境界デバイス、クラウドストレージ、さらにはMicrosoft 365をも上回る結果です。しかし、これまでコンプライアンスチームはコミュニケーションの取り込みやアーカイブに依存してきたものの、AIを活用したインテリジェンスの提供はほとんど進んでいませんでした。内部脅威、金融不正、規制当局による監視が強まる現在、企業には、単なる記録ではなく、リアルタイムで会話を推論し、意図や行動を検知できる高度なインテリジェンスが求められています。こうしたニーズに応えることで、組織はリスクの兆候を早期に察知し、重大な問題に発展する前に対処することが可能になります。
プルーフポイントのデジタル コミュニケーション ガバナンス(DCG)ポートフォリオは、真のエージェント駆動型AIを基盤に構築されており、単なる反応ではなく、推論を行うヒューマン コミュニケーション インテリジェンス(HCI)を新たに提供します。従来のソリューションがキーワードやパターンに基づいてAIでフラグ付けするのに対し、プルーフポイントのHCIは人の「意図」を解釈し、80以上のチャネルにわたるコミュニケーションをリアルタイムに取り込み、文脈化します。今年5月にプルーフポイントが買収したNucleiテクノロジーを基盤に、インテリジェントエージェントが会話を自律的に評価。リスクが顕在化した時点でフラグを立て、各アクションの推論過程を明確に提示することで、透明性の高い意思決定を支援します。
プルーフポイントのDCG事業担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、ハリー・ラバナ(Harry Labana)は次のように述べています。「レガシーコネクタはコンテンツを単に下流に受け渡すだけのプロキシに過ぎず、インテリジェンスをほとんど提供しません。プルーフポイントは、メッセージの単純な収集を超えてリアルタイムでの解釈と推論を可能にすることで、キャプチャの概念そのものを再構想しました。これにより、世界最大の行動データの源である“人の会話”をアクション可能なインテリジェンスへと変換し、コンプライアンス、法務、セキュリティの各チームがリスクの深刻化前に未然に防ぐことが可能になります」」
プルーフポイントのAI搭載デジタルコミュニケーションガバナンス(DCG)ポートフォリオの主な機能:
リアルタイムコミュニケーションインテリジェンス:
Proofpoint Captureは今年5月に買収したNucleiテクノロジーを基盤に、生成AIチャットボット、モバイルメッセージング、コラボレーションアプリ、ソーシャルメディア、メール、音声、ファイルなどのコミュニケーションチャネルをリアルタイムで取り込み、推論を適用します。従来の事前学習済みのAIモデルやレガシーコネクタとは異なり、Proofpoint Captureには、目的特化型の推論AIエージェントが搭載されています。このエージェントは、大規模なコミュニケーションを解釈し、サードパーティのアーカイブとも連携可能です。不正行為、内部脅威、AIの不適切利用、規制違反、さらには有害な企業文化の兆候などを検知する際、エージェントは推論内容を自律的に提示し、各アラートの背後にある意思決定ロジックを明確に説明します。この透明性により、コンプライアンスレビュー担当者や調査担当者は、不透明な分類に頼るのではなく、各アラートの背後にあるロジックを理解し、迅速かつ的確な対応が可能になります。
判断理由が分かる、コスト効率の高いAI搭載監視機能:
プルーフポイントは、規制対象のコミュニケーションレビューに特化した新しいAIを導入し、監視プロセスを再定義します。このAIは、検知結果の判断理由と根拠を人が確認できる設計となっており、透明性と説明責任を両立します。従来のキーワードやルールベースの仕組みでは、検知できるリスクが限られ、やり取りが増えるほど誤検知も増加する傾向がありました。Proofpoint Supervisionは、取得したコミュニケーションを100%分析し、複数言語に対応。トーンや意図、略語、絵文字、さらにはコード断片まで理解する高度な検知技術を活用します。その結果、ロングテールのノイズを最大90%削減し、精度を大幅に向上。人手によるレビューを大きく削減し、スケーラブルかつ監査可能な監視体制を、最も複雑なコンプライアンス環境でも実現します。
統合型シグナル駆動リスク対策:
プルーフポイントのヒューマン コミュニケーション インテリジェンス(HCI)のエージェントが生成するシグナルは、Proofpoint Insider Threat Management(ITM)と直接連携し、コミュニケーションに基づくリスク指標とエンドポイント全体のユーザー活動を相関付けます。これにより、内部脅威マトリクス全体において、リスクの動機、手段、手口を可視化し、行動がコンプライアンス違反や情報漏えい、訴訟に発展する前に組織が対処できるようになります。従業員が「何を言っているか」と「何をしているか」を結び付けることで、プルーフポイントは業界初となるリアルタイムのフィードバックループを確立しました。さらに、コンプライアンスおよび法務チームには、対策の実施と監査可能な監督記録を提供。これにより、法的に正当化可能なコンプライアンス成果と、問題の深刻化を防ぐ早期介入が可能になります。
提供時期:
- プルーフポイントのヒューマン コミュニケーション インテリジェンス エージェント(Nucleiテクノロジー搭載):本日より提供開始
- Proofpoint Supervision向けのAI強化機能(新しいクラスの大規模言語モデル(LLM)を含む):2025年第4四半期に提供予定
- Proofpoint Insider Threat Management(ITM)との連携:2026年第1四半期提供予定
プルーフポイントは、今後米国で開催される以下のイベントで、Fortune100のうち半数の企業におけるデジタルコミュニケーションガバナンスをプルーフポイントがどのように変革しているかなど、最新動向を紹介予定です。
- SIFMA Social Media and Digital Marketing Seminar(9月17日)
- プルーフポイント主催サイバーセキュリティカンファレンスProtect 2025(9月22日~24日)
- Global RegTech Summit USA(9月25日)
プルーフポイントのDCG製品の詳細は以下をご覧ください:
https://www.proofpoint.com/jp/products/digital-communications-governance
Proofpoint | プルーフポイントについて
Proofpoint, Inc.は、サイバーセキュリティのグローバル リーディング カンパニーです。組織の最大の資産でもあり、同時に最大のリスクともなりえる「人」を守ることに焦点をあてています。Proofpointは、クラウドベースの統合ソリューションによって、世界中の企業が標的型攻撃などのサイバー攻撃からデータを守り、そしてそれぞれのユーザーがサイバー攻撃に対してさらに強力な対処能力を持てるよう支援しています。また、Fortune 100企業の85%を含むさまざまな規模の大手企業が、メールやクラウド、ソーシャルメディア、Webにおける最も重要なリスクを軽減する人を中心としたセキュリティおよびコンプライアンスのソリューションとして、プルーフポイントに信頼を寄せています。
詳細は www.proofpoint.com/jp にてご確認ください。