EvilProxyを用いたクラウドアカウントを乗っ取る攻撃キャンペーンが100以上のグローバル組織の経営陣を狙う

Future City

3月上旬以来、プルーフポイントのリサーチャーは、EvilProxyを使用して数千のMicrosoft365ユーザーアカウントを標的とした進行中のハイブリッド型攻撃キャンペーンを監視しており、調査詳細をブログに公開しました。

主なポイント

  • プルーフポイントのリサーチャーによると、過去6カ月の間に、大手企業の上級管理職のクラウドアカウントの乗っ取りに成功したインシデントが100%以上、劇的に急増しました。
  • 全世界で100以上の組織が標的となり、合わせて150万人の従業員が被害に遭いました。
  • 攻撃者は、リバースプロキシアーキテクチャに基づくフィッシングツールであるEvilProxyを利用し、MFAで保護された認証情報とセッションクッキーを盗み出しました。
  • 多要素認証の導入が進む中、これをかいくぐるための巧妙なAdversary-in-the-Middleフィッシングと高度なアカウント乗っ取り手法を組み合わせた脅威が急増しています。


多要素認証(MFA)の利用は、ここ数年、組織で増加しています。しかし残念ながら、MFAを導入しているテナントでのアカウント侵害が増加しています。プルーフポイントのデータによると、過去1年間に侵害されたユーザーのうち、少なくとも35%がMFAを有効にしていました。

攻撃者はアカウントを侵害する方法を進化させており、プルーフポイントが注視している手法は特に効果的でした。攻撃者は、高度な自動化の仕組みを新しく取り入れ、フィッシングに引っ掛かったユーザーが高い役職の人物であるかをリアルタイムで正確に判断し、すぐにアカウントへのアクセスを取得します。

詳細は、ブログ『EvilProxyを用いたクラウドアカウントを乗っ取る攻撃キャンペーンが100以上のグローバル組織の経営陣を狙う』をご覧ください。

Proofpoint | プルーフポイントについて
Proofpoint, Inc.は、サイバーセキュリティのグローバル リーディング カンパニーです。組織の最大の資産でもあり、同時に最大のリスクともなりえる「人」を守ることに焦点をあてています。Proofpointは、クラウドベースの統合ソリューションによって、世界中の企業が標的型攻撃などのサイバー攻撃からデータを守り、そしてそれぞれのユーザーがサイバー攻撃に対してさらに強力な対処能力を持てるよう支援しています。また、Fortune 100企業の75%を含むさまざまな規模の企業が、プルーフポイントのソリューションを利用しており、メールやクラウド、ソーシャルメディア、Web関連のセキュリティのリスクおよびコンプライアンスのリスクを低減するよう支援しています。
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